春の公演のお知らせ

霞がかった八ヶ岳に緊張の溶けたような風が吹いています。そろそろ空気が春めいてきました。
四月にはリコーダーの名手細岡ゆきさんを招いて歌とリコーダー、オルガンで温かみのあるこじんまりとした公演を計画中です。会場は豊かな響きをもつ文化的な場所、小淵沢のフィリア美術館です。
この公演は細岡さんの活動拠点でもある神奈川の素敵な洋館でも行う予定です。

ゴールデンウィークの初日二日間です。八ヶ岳は木々の芽吹きの頃でしょうか。キリスト教の暦では復活祭後の週末です。
18世紀前半ドイツの人気作曲家ゲオルグ・フィリップ・テレマンが作曲した復活祭後第一主日に演奏されるカンタータ「青銅の城壁の上に」を演奏します。リコーダーのオブリガートを伴い、18世紀のルター派らしいカンタータのスタイルはバッハのカンタータに通じるものがありなかなか聴きごたえがあります。
その他、ヘンデルが詩人バルトルド・ハインリヒ・ブロッケスの詩に音楽をつけた9つのドイツアリアから3曲お送りします。自然の営みの中に神の御業を垣間見る自然讃歌が多く含まれており、リラックスした曲想はこの季節にぴったりと思いました。
テレマン、ヘンデルのそれぞれのリコーダーのためのソナタも挟んで変化に富んだ内容でお送りしたいと思います。

コロナ対策のため定員の制限をしております。ご興味をお持ちいただけましたら
お早めにお問い合わせください。

原謡子 ソプラノ
細岡ゆき バロック・リコーダー
杉本周介 ポジティフオルガン

ムジカロゼッタ古楽コンサート vol.22
「花咲く春の戯れ」
テレマンの慈愛とヘンデルの自然讃歌

【八ヶ岳公演】
4月29日(金・祝)開場14:00  開演14:30
フィリア美術館 (山梨県北杜市小淵沢町)
協力:フィリア美術館

【平塚公演】
4月30日(土)開場13:30  開演14:00
旧横浜ゴム平塚製造所記念館 八幡山の洋館 神奈川県平塚市

前売 ¥3500
学生 ¥1500
当日 ¥3800 *当日券の有無はお問い合わせください

早春の空を見上げて

最近はあれこれとやることに追われて動画を作るのを後回しにしてしまっていました。
楽しみでやっているのですから、そんなに頑張ることもないのかもしれませんが、オルガンの生徒さんからレッスンの後、「最近新しい動画の投稿がないですね」と言われてしまいました。
その場で色々と言い訳をしたものの、やはり待ってくれている人もいると思って、家に帰ってきて、レッスンの合間に散歩をして、夜になってからクラヴィコードに向かって撮影してみました。
このクラヴィコードはライプツィヒの博物館にある現存する際この楽器の一つを
富士見町在住の初期鍵盤楽器製作家の小渕晶男氏が復元したものです。
一つのペア弦を4つの鍵盤が共有しているところもあり、
演奏できる曲も演奏法も制約がありますが、
この渋い味わいのある音はいかにも古楽器らしくて好きです。

短くて手抜き動画と思われるかもしれませんが、、
春は生命力に溢れていると同時に憂いに満ちている、
そんな気持ちを音に乗せてみました。
原曲の歌詞は、何故かお金の話ですが・・

よかったらどうぞ。

黒光のオルガンコンサート

延期になっていた黒光のコンサートが、無事に11月14日に開催されました。席数をホール定員の半数以下にした状況でしたが、お客様には熱心に耳を傾けて頂き、とても嬉しかったです。

明治時代のオルガンなので、出演者もその雰囲気を伝えられる衣装で演奏させて頂きました。

昨年に引き続きこの企画のおかげで、私も日本の童謡唱歌の世界の奥深さを認識できて、得るものが多くありました。100年以上前の楽器も結構残っているので、熱い想いで作られた当時の日本の楽器に触れる機会を持ちながら深めていけたらと思います。

リードオルガンの公演

11月14日に相馬黒光の嫁入り道具であった明治の西川オルガンを弾きます。久しぶりの公演なので楽しみです。フォスターの歌曲や日本の唱歌など、原謡子の歌と共に明治大正の響きに思いを馳せたいと思います。

11月14日(土)14:30 穂高交流学習センター みらい

入場無料 要予約

主催:井口喜源治記念館

地元の音楽仲間と

昔から繋がりがある地元の音楽仲間が遊びに来てくれて、スタジオで私の作った曲を音出ししてくれました。2018年に作曲したTraffic Lightを動画にしましたので、宜しかったらご覧ください。原村には十数箇所しか信号機がなく、畑や森が多いので、闇に浮かぶ信号機はちょっとした道標です。霧の濃い夜は信号機の灯火が見えると少しホッとします。

杉本周介 作曲/ピアノ

武重俊輔 ベース 

横川忍 ドラムス

https://youtu.be/WxtUrIHFjJU

オンラインレッスン好調です

感染症拡大の影響でレッスンもSkypeを使ったオンラインレッスンに移行しています。端末という視覚情報が限定されたオンラインの特性を逆に利用して、重点的なアドバイスができることから、集中力の高い充実したレッスンができるようになりました。生徒さんたちにも好評です。

ピアノだけではなくチェンバロでも対応できます。

Wi-fiのある環境、Skypeが入れられるノートパソコン、タブレット、スマートフォンとそれを楽器のそばに立てたり置いたりできる台や三脚があればすぐに始められます。

ご興味をお持ちの方は是非お問い合わせください。